SEOコンサルの日常

SEOコンサルが、現場では言えない悩みをつらつらかいていきます

SEO目的のコンテンツ制作をケチると痛い目みますよ

こんちには、sndyllです。

 

SEOに取り組まれているメディアさんや、EC、サービスサイト...などなど、色々な方がいるかと思います。

 

共通して出てくる悩みとしては恐らく「外部リンクの獲得」と「コンテンツどうやって作ろうか」問題だと思います。

 

正直なところ、「外部リンクの獲得」については1個人がリンクを張ってくれる行為に期待していては、一生外部リンクは増えません。

とはいえ、外部企業とのアライアンスなど規模のでかい話になると、SEOだけの話じゃなくなってくるため、一筋縄では行きません。

 

そうなると、こちら側でコントロールで、インパクトの大きい施策はコンテンツ制作になります。

コンテンツ制作においてよくある悩み

Google様に聞いても、「ユーザーのためになるコンテンツを作って下さい」botなので、それだけでは実際に何を作ればよいのかはわかりません。

 

そんな中で担当者様がよく抱えるコンテンツ制作における悩みについてコメントしていきます。

 

1.コンテンツを作る予算がありません...

ひねり出して下さい。SEOが重要なビジネスなら。

 

そもそもサイトにコンテンツが少ない場合は、SEOコンサルやツール、広告に費用を出しまくる前にコンテンツを作るための予算を最重要として回すよう社内調整して下さい。

 

お金が出ない...と言っている間に、資本力がありWebマーケに気合を入れている大手企業がどんどんコンテンツを作るので、後追いでは確実に勝てないです。

 

コンテンツは広告と違い残るものなので、費用を惜しんで作らないのは確実に長期的に見るとマイナスです。

 

2.クラウドワークスで記事制作をしているが、質がいまいち...

単価と質は基本的に比例します。

クラウドワークスでも報酬をある程度出せば知見のあるライターさんを捕まえることが出来るかもしれませんが、確率は低いと思います。

 

コンテンツの世界は基本的に安かろう悪かろうです。

お金をかけた分だけ、専門家の話を聞けたり、腕のいい知見のあるライターへ依頼ができたり、情報量を増やすことが出来ます。

また、クラウドワークスでは、書きたい記事の専門的な知識を持っていてライティングが出来る人はごく僅かです。

 

ライティングって、思っている以上に難しいスキルですし、ユーザーにとって読みやすい文章にするための校閲・編集は相当な労力と訓練が必要になります。

 

「文章を書く」という仕事に対しての認識を改めない限り、クラウドから上がってくる文章を手直しする二度手間が発生します。

 

専門家や腕のいいライターに頼むお金がないのであれば、業界に知見の有る人は同じ会社の中にいるはずなので、営業やカスタマーサポートなど、お客様に触れている人の話を聞いてライティングをする工夫をして費用を抑えて下さい。

 

 3.どういうキーワード狙えばいいかわからない...

キーワードがわからないなら、まだコンテンツ制作をしないで下さい。

 

そもそものマーケ戦略やターゲットユーザー理解が進んでいないのであれば、予算が無駄になってしまう可能性があります。

 

「うちのサイトに来てほしいお客様ってこういう人だよね」

「現状のサイトにはこういうコンテンツはあるが、こういうコンテンツはない」 

といった、自社のターゲットユーザーの認識すり合わせと、そのユーザーに対して今どういうコンテンツが不足しているかをまず確認します。

 

その後、優先度を付けて制作を進めていくので、まずユーザーの整理とか出来ていないのであればまずはマーケ戦略の基本的なとこから考えましょう。

 

 4.コンテンツの費用対効果がわからない...

費用対効果出す手間をかけていると、費用対効果の割に合わなくなります。

 

また、順位がどのくらい上がるかが不確定な要素なので、シミュレーションをしても全く無意味ですし、ランディングページ以外でCVを出すための労力もエグいので、「費用対効果がー」というのであれば、やらないほうがいいです。

 

SEO界の最前線にいる辻さんや木村さんですらシミュレーションは無駄と言っているので、基本的にSEOにシミュレーション求めるのはやめましょう。

シミュレーション的に費用対効果合わないからコンテンツを作らないという選択肢は、サイトを運営している上でありえないので。

 

 

 

5.営業や専門家に話を聞かずにコンテンツを作りたいのですが...

なかなかネットの情報だけでコンテンツを作るのは、おすすめしないです。

予算の問題からどうしても安い方にコンテンツを作ろうとなってしまうのですが、大手がちゃんとコンテンツを作り始めたら全く勝てなくなりますので、長期的に見ると損します。

 

特にYMYL(お金や生活・命に関わる領域)や医療・美容系のキーワードでは専門性や権威性といったところの調整が細かく行われています。

実際に「インフルエンザ」などの検索結果は以前とは大きく様変わりしています

インフルエンザ - Google 検索

 

以前は某メディアや某まとめサイトアフィリエイトが覇権を握っていたようなキーワードでも、かなり変わってきております。

 

専門家と言っても大層なものではなく、その分野に知見がある人に依頼する形で良いかと思います。

そういう知見がある人が書きたくなるようなメディアであったりサイトを目指して作っていくことが重要になるかと思います。

 

個人的に、力を入れてコンテンツを作っているなーと思うサイトをいくつか紹介しておきます。クラウドやネットだけの情報では出せない熱量的なものを感じられるかと思います。

 

conobie.jp

lidea.today

www.astellas.com

cybozushiki.cybozu.co.jp

news.cardmics.com

 

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上記、よくあるコンテンツ制作における悩みや課題について触れてきましたが、サイトに掲載するコンテンツは単純な流入だけでなく、ブランディングやユーザーをファンにするなど、SEO以外の効果も大きいはずです。

 

Googleの推奨する「ユーザーのためになるコンテンツ」というのは、かなり本質的な話で、「ユーザーのために良い情報を届けたい」と考えてコンテンツを作ることで、SEOはあとから付いてくるものかなーと思います。

 

なので、コンテンツ制作をケチると、おもったより流入が得られなかったり、炎上したりと痛い目みるかもしれません。

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