SEOコンサルの日常

SEOコンサルが、現場では言えない悩みをつらつらかいていきます

インハウスSEO担当者の一番の敵は「孤独」

インハウスSEO担当者の方とお話しする機会も多いのですが、みなさんこぞって言うのは「孤独」ということです。

そのせいか、インハウスSEOのイベントって結構多いイメージです。
SEOコンサルも結構孤独なので、ぜひインハウスSEOの方と交流したいのですが…

孤独の何が辛いって、情報収集や施策の妥当性を社内で確認することだと思います。

例えば営業や経理といった職種は、先輩社員がいたり、OJTで学ぶ機会も多くあることでしょう。

しかし、SEO担当という職種は、大企業かつデジタルマーケに理解がある会社でないと、1人しか担当者につかないことが普通だと思います。

今回はそんなインハウスSEO担当者の方に、SEOコンサルが行っている情報収集や施策の考え方を書いていこうと思います。
※あくまで自分のやり方なので、良いと思ったとこだけ参考にしてください。

1.どういうところから情報を得ているか
2.どうやって施策のレベルを上げているか
3.どういうツールを使っているか

1.どういうところから情報を得ているか

インハウスSEO担当者のリテラシーによって必要となる情報は変わってくるかと思います。

【初心者】「SEOってなに…エロい単語…?」という方へ

このレベルの人は、恐らくなんと検索して調べれば良いかもわかってない人が多いかと思います。

なので、Webで情報収集よりも、ある程度体系的にまとまっている書籍の方が個人的にはおすすめです。

SEO初心者にオススメの3冊】

いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4844335359/ref=mp_s_a_1_6?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1522629531&sr=8-6&pi=AC_SX236_SY340_FMwebp_QL65&keywords=seo&dpPl=1&dpID=51LBUzlnyXL&ref=plSrchwww.amazon.co.jp
少し技術的なこと含め、SEOを基礎から知りたい場合はこちら。

リニューアルや、サイト設計のSEOを得意とするアユダンテ様が執筆しています。
信頼性、読みやすさともに初心者の方におすすめできます。

本のサイズがでかいので電車とかだと読み辛いところが少し惜しいです。

10年つかえるSEOの基本

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/477417324X/ref=mp_s_a_1_7?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1522629531&sr=8-7&pi=AC_SX236_SY340_FMwebp_QL65&keywords=seo&dpPl=1&dpID=51IL8Q9jrjL&ref=plSrchwww.amazon.co.jp
上記の本では技術的な話が多いと感じた方は、こちらを読みましょう。
イラストが入っていて、テキストも多くないので、「SEOってなに?」ということを知るためには良いです。
(中級者とかには物足りなく感じるかもしれませんが)

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4844366238/ref=mp_s_a_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1522629531&sr=8-4&pi=AC_SX236_SY340_FMwebp_QL65&keywords=seo&dpPl=1&dpID=61B66j2QyiL&ref=plSrchwww.amazon.co.jp
めちゃくちゃ重いPC使っている人のSEOについての漫画です。

漫画になっているので、他の書籍よりも圧倒的に読みやすいです。

SEOの技術的な話に加えて、ライティングの話に触れられているので、
「どうやってコンテンツを作れば良いか」と悩んでいるライターさんや、自分でコンテンツを作らなくては行けない担当者様にとっては入門書になると思います。

SEO初心者にオススメの4サイト】

活字アレルギーで、本よりもWebで読むほうが頭に入ってくるという方のために、
SEOについて基本的な情報がまとまっているサイトをおすすめいたします。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

support.google.com
https://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//intl/ja/webmasters/docs/search-engine-optimization-starter-guide-ja.pdf
Google公式のドキュメントは、最も基礎であり応用でも有るので目を通しておきましょう。
最初は用語などわからないことも多いと思いますが、調べながら進めていけば基本的なところはさらえるはずです。

Web担当者Forum

webtan.impress.co.jp
SEO以外の情報も多く掲載されています。
連載記事や過去記事を3日位かけて辿れば、かなり知識は集まるかと思います。

基本的に執筆・寄稿している人は信頼できる方なので、疑わずに読んで良いと思います。

SEO HACKS

www.seohacks.net
そもそもSEOってなに?というのを解説しています。
上記記事以外にも、用語集や基礎知識などが豊富に載っています。
(若干古い記事や古い内容のものもあります)

※「10年使えるSEOの基本」の著者の方が在籍しているナイル様が運営しているオウンドメディアです。

少し長いですが、網羅的に情報が入っていることと、文体が堅すぎないので読みやすいです。

ferret [フェレット]

ferret-plus.com
サイトのデザインや、フォントなどが読みやすく初心者の方でもスラスラ読めるかと思います。

書いている方も有名な方が多いので、そういった記事は参考になります。
ただ、たまに古い内容も含まれているので、執筆者や執筆日は確認することを推奨いたします。
(どのメディアの記事でもそうですが)

【初級者~中級者】「SEOってリンクとコンテンツが大事なんでしょ?」という方へ

ある程度SEOを知ってくると、SEOにおいてやったほうが良いことと、やってはいけないことがわかってくるかと思います。

また、SEOの面白さを知って、色々とサイトで実験してみたりするフェーズの方に向けて、オススメの書籍とサイトをご紹介します。
※中級レベルの内容になると、書籍の情報だと遅くなってしまうため、おすすめする書籍は1つだけにしておきます。

SEO初級者~中級者にオススメの1冊】

SEOを強化する技術 エンジニアが内側から支えるサイト設計・構築術

https://www.amazon.co.jp/SEO%E3%82%92%E5%BC%B7%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%8C%E5%86%85%E5%81%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E6%94%AF%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E8%A8%AD%E8%A8%88%E3%83%BB%E6%A7%8B%E7%AF%89%E8%A1%93-%E5%AE%89%E5%B7%9D-%E6%B4%8B/dp/4844328093/ref=sr_1_25?ie=UTF8&qid=1522695743&sr=8-25&keywords=SEOwww.amazon.co.jp
こちらも少し古い書籍ですが、SEOを技術的な側面から語った書籍になります。

Googlebotの挙動の話や、HTMLの話などエンジニアの方にも読んでいただきたい1冊です。
ただ、2009年の本なので今では使わない話も入っているため、内容の取捨選択をしながら見ていくことをおすすめいたします。

SEO初級者~中級者にオススメの7サイト】

Google ウェブマスター向け公式ブログ

webmaster-ja.googleblog.com
検索エンジンに関する重要な発表があったときは更新される、Web担当者(ウェブマスター)向けのブログです。
大きなアルゴリズムの変更などの公式発表はこちらで確認できます。

定期的な確認は必要ないですが、更新されたら確実にチェックしましょう。

Web担当者Forum

webtan.impress.co.jp
初心者の方でもお勧めしましたが、中級くらいまでの記事も多く存在しています。
Mozの翻訳記事であったりは、中級者くらいまでは楽しめる記事になっているかと思います。

自分はSEOカテゴリの記事を上から見ていき、ぱっと読んで難しければはてブをしておいて、数か月後に読むなどして管理していました。

海外SEO情報ブログ

www.suzukikenichi.com
SEOに携わっていて読んでいない人はいるんですかね...?というくらい読んでいる、
MIERUCAでも有名な株式会社Faber Company(ファベル カンパニー)の役員でもある鈴木謙一様のブログです。
海外の情報を早く翻訳してくださるため、英語弱者の自分はとても重宝しております。

マニアックな内容から基礎的な内容まで掲載されているため、見返すだけでもとても勉強になります。

SEM R

www.sem-r.com
株式会社アイレップの渡辺 隆広様が執筆されているサイトです。
海外の情報やSEOだけでなくGoogleサービス関連の話も多いので、
Googleの関連サービスを含めた情報を知ることが出来ます。

SEO Japan

www.seojapan.com
アイオイクス株式会社様が運営しているブログになります。
海外の情報や技術的にマニアックな話も多く、読み物としても面白いです。

辻様のブログ

webweb.jp
SEOの神様といえば、この人を皆が思い浮かべるでしょう。
研究と実践から基づく話は、とても勉強になります。

恐らく、ブラックもホワイトもSEOを知り尽くしているがゆえの最強という印象です。
ツイッターの方が更新が活発なので、フォローしていない方は是非。
twitter.com

CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)

ameblo.jp

サイバーエージェントの木村様が執筆されているブログになります。
海外のフォーラムでの情報や京大との実験の報告など、
他のサイトではあまり見られない情報を見ることが出来ます。

やはりこのレベルの研究を出来るのは大きい会社でないと難しいよなーと、
羨ましく思いながら拝見させていただいております。

        • -

上記が初級~中級の方にお勧めのサイトとなっています。
それ以外にもアフィリエイターの方のブログであったり、Googleウェブマスターヘルプフォーラムの質問を眺めるなどしておけば、
面白い情報や自社での実験のネタを探したりすることはできるかと思います。
productforums.google.com

自社のサイト規模や業界では関係のない話も増えてくるので、「内容を咀嚼し、自社サイトでどう応用するか」を考えることが重要になってきます。
知識を蓄えつつ、「Aということなら、Bの場合は...」といったように、言葉や施策の意図・意味を把握することに努めましょう。

【中級者~上級者】「AMPやPWAも最速で導入したし、SEOを独自で分析をしている」といった方へ

このレベルになってくると、ペーペーの自分ではアドバイス出来る内容は正直ないのですが、どういったサイトに最新情報やレベルの高い情報が載っているかをご紹介いたします。

フロント・サーバーサイドのエンジニア的な知識も必要になってくるレベルなので、SEOだけ知っていれば何とかなるという情報は少なくなってきます。
また、趣味の領域に入ってくるラインでもあるため、サイトによっては全く考えなくていい知識も多く存在してくることを留意ください。

SEO中級者~上級者にオススメの3サイト】

Moz Blog

moz.com
もっとも高いレベルでSEOを行っている会社ではないでしょうか。(メイン事業はSEOツールの販売)
Rand FishkinがMozを抜けることも直近話題になりましたね。(2018年4月)

Web担当者Forumでも和訳記事が出ますが、すべての記事を見たい方はMoz公式の英語記事を読むのが良いです。
自分は英語弱者なのでほぼ読まないですが、そろそろ読んでいかないといけないなと思っています。

日本のGoogle検索ではまだ実装されていない話もあったりするので、
数か月・数年後の日本のGoogle検索に反映されることを見越して情報収集をしておくと、
競合を出し抜くことができるかもしれません。

Search Engine Land

searchengineland.com
Mozと並んで、海外SEO情報サイトとして信頼性があるサイトです。

海外でのSEOの流行りを理解する上で重宝しますが、いかんせん英語なので1記事読むだけで体力は持ってかれます。
専門的な用語も多いため、単純な翻訳だと意味不明な文章になってしまうので、
SEOを知っていて翻訳できて、めちゃくちゃブログにアップしてくれる人」が出てきてくれることを祈っています。。。

searchmetrics

blog.searchmetrics.com
こちらもSEOツールを販売している会社のブログになります。

基本海外でSEOツールを作っているところは、情報発信も熱心に行っています。
やはりデータを持っていることは強いですね。

過去の順位を遡ることは出来ないので、過去の順位データを保持し続けておけば、何かしら示唆を得るきっかけになるかと思います。(個人単位では限界が...)

              • -

海外サイトはたくさん数を知っているわけではないので、有名どころを紹介しましたが、
かなり質の高い情報は集まるのではないかと思います。

SEOは海外の方が進んでいる上にレベルも高いですので、学ぶことは多いなあと日々痛感しています。
外部のSEOコンサルタントとして、インハウスの方によい情報提供を行うことは必須なので、
こういった先進的な情報も取り入れていかないといけませんね...

また、ハイレベルなSEOになればなるほど、エンジニアリング、データ分析、統計などといった知識は不可欠になってくるため、
SEOだけ知っていれば理解できるという範疇を越えてきますので、Web/マーケ周りの広く深い知見を取り入れるように意識しましょう。

後は、SNSでの情報収集も重要になってくるので、高度な情報を発信している方を紹介しておきます。
Tomoyuki Sugao(菅尾智之) (@TomoyukiSugao) | Twitter
Rand Fishkin (@randfish) | Twitter
Avinash Kaushik (@avinash) | Twitter
Aleyda Solis (@aleyda) | Twitter
Dr. Pete Meyers (@dr_pete) | Twitter

こういったところから情報収集を行なっています。

2.どうやって施策のレベルを上げているか

情報収集だけを行なっていても、自社サイトにその知見を反映させないと、ただの趣味で終わってしまいます。
それらの情報を引き出しに持った上で、自社・競合・無関係なサイトが「なぜ上位表示されているのか」「なぜ10位以下なのか」と言ったところを、仮説ベースで考えることが施策のレベル向上に繋がると考えています。

もちろんSEOなので正解はわからないのですが、仮説を持つことでそれが実際に効果があるかを試すことが出来るようになります。
「なんとなく施策をしたら順位が上がった」を繰り返していると、場当たり的な対応になってしまい、
サイト内で展開していくことが難しくなってしまい、個別のページごとに施策を検討することになります。

個別検討がSEO上は理想なのですが、ビジネス目線で考えた場合は横展開することで効果を最大化するほうがビジネスインパクトは大きくなりますし、自社サイトで出来ることでなければ施策を考えついても意味がありません。

そこで、下記のようなプロセスで、日々悪戦苦闘しています。

1.狙うキーワードを決める

まずはどのキーワードで順位向上を狙うかを決める必要があります。
その際に、横展開が出来るキーワードを選ぶことが、ビジネスへのインパクトを考える上で重要です。

例えば、月間検索回数は全て同じと仮定した場合、「都道府県」に対する施策よりも、
「市区町村」に対する施策のほうがインパクトは大きくなります。

都道府県は47ページしか対応するページがありませんが、市区町村であれば数百ページに渡ります。

検索回数やCVへの近さによってインパクトは変わりますが、
基本的には同じ施策を横展開できるページが多いほうがインパクトは大きくなります。

2.狙うキーワードの検索結果の傾向を確認。

どういうドメイン、サイトタイプ、ページ構成が上がりやすいのかを把握します。
自社と全く異なるようなドメインやサイトが上がっている場合は、そもそもそのキーワードで上げることが不可能な場合もあるので、
戦うべきフィールドかどうかの判断をします。

3.1~10位と自社サイト(ページ)を目視・ツールを使い、データや工夫している点を洗い出し。

リンク、コンテンツ、ページスピード、配下のページ数、meta要素、フォントサイズ、直帰率、滞在時間などなど、
定量・定性どちらの情報も調査し、Excelなどに落とし込みます。(余裕があればいつかキャプチャなどで例を載せます...)

直帰率や滞在時間などのデータは、Similar Webなどの競合調査ツールを使えば、
正確ではないですが参考になるデータは取得できます。

4.自社が上位サイトに対して負けているポイントの中で、真似できるポイントを確認。

調査した項目の中には、自分たちでコントロール出来ない要素も多く存在しています。
外部リンクの数や質は短期的に強化することは難しいですし、予算や人的リソースの問題でコンテンツを作れない、サイトの改修が出来ないといった社内的な制限もあるかと思います。

そこで、自分たちの出来る範囲かつ上位サイトより劣っているポイントを確認します。

5.改修するポイントを決めたら、自社サイトの対象ページで施策を行う。

後は、個別具体的に施策を実際のサイトに落とし込みます。

例えば、コンテンツの量が不足しているのであれば加筆を行いますし、上位ページのtitleに共通して含まれているキーワードがあれば、自社ページのtitileに含める、ページスピードが劣っているのであればサーバーを補強する...などなど、出来ることをやっていきます。

横展開が数百ページに及ぶ場合は、20~50ページくらいを改修し、効果検証を行なった上で全体に展開していくことをおすすめいたします。

6.効果検証を行い、施策の意図・効果・考察をストックしておく

施策は、打率3割だせれば良い方です。
外れる方が普通なので、効果が出なくても落ち込む必要はありません。

それよりも、「どういう意図」で「どのような施策」を行い、「どういう結果」だったのかを記録・集積していくことが重要になります。

検索エンジンアルゴリズムが変更され、以前は効果がなかった施策が評価され始めたりすることも可能性としては0ではありません。
そういった場合に、自分の記憶だけでは限界があるので、記録して置くことが後々役に立ちます。

調査した内容も併せて保存しておけば、他のサイトを担当することになった場合や、転職した際も最強のナレッジになります。

                    • -

上記のようなプロセスと、キーワード/ページごとに検討していくと、仮説の精度も上がっていきます。
Googleアルゴリズムブラックボックスである以上は、どれだけの「数」と「質」の仮説を出して検証できるかが、
SEOのレベルを高めていく上で重要になるかと思います。

新卒でSEOとかWebコンサルとかやる人に向けて

明日から、多くの企業に18卒新社会人が入ってくるとおもいます。

これを機に、自分の新卒時代を思い返して、新人の時に思ってたことを書いておこうと思います。

自分が気を付けていたことは、「アウトプットの質が、自分に対するコストや報酬に見合うかどうか」だけです。

給与や研修、支給されるPC、お客様から払われている報酬など、あなたには多くの金が支払われています。

その金額は、あなたへの期待でもあり越えるべき義務でもあります。

自分は、自分にかけられている金に見合うか期待以上のアウトプットを出せているかどうか、それだけを考えていました。

それさえ満たしているのであれば、1時間だけ働いて帰っても良いと思いますし、遅刻しようが、休もうがなんでも良いと思っています。

ただ、それを満たせていないのであれば、満たすための努力や残業や教えを請う姿勢やヘルプの依頼など、なんでもするべきだと思います。
※あくまで、新人メンバーに求める量と質が適切かどうかはきちんと判断した上での話です

1年目は経験も知識もないので、時間で質を稼ぐしか方法はないのですが、1年目でそれをやらないと一生遅れをとることになります。

逆に1年目で妥協なく仕事に打ち込んでおけば、そのあとは楽です。
この一年で、同期との差をどれだけ広げて、上との差をどれだけ縮められるかが、今後一生の自分の伸び代に関わってくるとおもうので、頑張って下さい。

同じ質問や同じミスをする場合、1年目と3年目では見られ方が違うので、ガンガンミスってインプットして、アウトプットの質を高めていってください。

MFIに関するSEOの対応についての記事はこちら
インハウスSEO担当者の方向け記事はこちら
リニューアルのSEOの気をつけるポイントはこちら
SEOのシミュレーションについての意見はこちら
SEOのコンテンツ制作についての記事はこちら
MERYのSEOについての妄想はこちら
SEOとデザインの関わり方についてはこちら
内部リンクのSEO効果についてはこちら
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違いについてはこちら

リニューアルの時にSEOで気をつけるポイント(ちょい長いです)

サイトのリニューアルは気にするポイントが多くて

「なにか見落としていないか...」

「リニューアル後、サイトのパフォーマンスが落ちたらどうしよう...」

とハラハラすることも多いかと思います。

 

リニューアルのタイミングはお客様によって異なりますが、検索からのユーザーを集めたいと思っているサイトで、10年前に作ったサイトから一度もリニューアルしていないお客様は少ないのではないかと思います。

 

弊社ではリニューアルについてのブログ記事を多く公開していますが、それらをまとめて確認できる記事がないことに気づき、今まさにリニューアル作業中の方直近でリニューアルを考えている方のために、リニューアルの際にSEOで気をつけるポイントをおまとめいたしました。

 

詳細な説明がされているページへのリンクも貼っておきますので、そちらも併せてご確認下さい。



・リニューアル全般において気をつけるポイント

1.コンテンツ(テキスト)を減らしすぎていないか

2.内部リンクを減らしすぎていないか

3.robots.txtクローラーを拒否していないか

4.title、description、見出しが適切に設定されているか

5.存在しないページ、削除したページは404を返しているか

6.XMLサイトマップを設定しているか

7.スマートフォン向けURLとPC向けURLを対応させているか

8.検索エンジンがページ内容を読み取りづらい仕様になっていないか

 

・URLやドメインの変更があるリニューアルで特に気をつけるポイント

9.旧URLと新URLを対応させてリダイレクトしているか

10.Google Search Consoleでドメイン変更を伝えているか

11.サイト内にあるリンクのURLを、新URLに変更しているか

 

上記の様に分類してご説明いたします。

(※宣伝ですが、読んでいて「リニューアルでSEO気にするの面倒・不安だなー」と思ったら、是非弊社にご相談下さい)




◆リニューアル全般において気をつけるポイント

 

1.コンテンツ(テキスト)を減らしすぎていないか

リニューアルを機に、テキストが多すぎるから減らす、テキストを画像化する、といった形でリニューアル前のサイトからテキストコンテンツを削除な変更を行う場合は要注意です。

 

SEOにおいて、コンテンツ(テキスト)は評価項目として重要な要素です。不必要なテキストは削除しても良いですが、ページごとのメインコンテンツを減らしてしまうと、リニューアルに関係なく評価が下がってしまう恐れがあります。

 

詳細は下記記事にも記載しております。

https://www.seohacks.net/blog/column/2566/

 

どうしてもデザイン上の都合で、テキストを減らしたい場合はタブやアコーディオンで隠すなどの対応を推奨いたします。

 

また、少し古い記事ですが、SEO・Webサイトにおけるコンテンツについて弊社の考えを書いた記事になります。

https://www.seohacks.net/blog/seo-tech/1115/

 

2.内部リンクを減らしすぎていないか

内部リンクは、SEO上は大きく2つの役割があります。

 

・ページを検索エンジンのクローラに見つけてもらう

・重要なページがどこかを検索エンジンに伝える

 

リニューアルの際に、不用意に内部リンクを大量に削除してしまうと、SEO上マイナスに働く恐れがあります。

 

せっかくリニューアルするのであれば、「それぞれのページから、どこのページに向けて内部リンクが置かれていたら、ユーザーとして便利だろうか」を考えて、内部リンクの設計を見直すことをおすすめいたします。

 

内部リンクの重要性は下記記事に詳細があるので、興味が有る方はご覧ください。

https://www.seohacks.net/blog/seo-tech/1273/

https://www.seohacks.net/basic/terms/internal_links/

https://www.seohacks.net/blog/column/furniture-seo/

 

3.robots.txtクローラーを拒否していないか

リニューアルに伴い、リニューアル作業を行っている最中は、robots.txtのdisallowで検索エンジンクローラーを拒否する設定を行っていることかと思います。

 

公開後に何故か検索エンジンにインデックスされない...といった事が起きた場合、実はrobots.txtを外し忘れていた、ということがあります。

 

サイトを公開する際は、robots.txtが外れていることを確認するようにしましょう。

https://www.seohacks.net/basic/terms/robots_txt/

 

4.title、description、見出しが適切に設定されているか

リニューアルに伴い、titleやdescription、h1などの要素を変更することがあるかと思います。

 

その際に、今まで入っていたキーワードをtitleなどから削除してしまうと、そのキーワードでの評価が下がる恐れがあります。

 

また、下記のような仕様になってしまうと、SEOを意識してキーワードをtitleに入れたりといった変更が難しくなってしまい、SEOの施策が制限されてしまいます。

 

-----------

・1つのtitleを変更すると同じディレクトリにあるページのtitleも変更されてしまう

・titleとh1は強制的に同じになる

・個別にtitleを変更することが出来ない

-----------

 

titleなどのmeta要素は、SEOで重要な要素のため「ページ個別に変更」「テンプレートで一括変更」どちらも可能な仕様にすることをおすすめいたします。



5.存在しないページ、削除したページは404を返しているか

リニューアル作業中に、サイトをくまなく見ていると、何かしらの不具合でページの内容が空になっていたり、表示が乱れているようなページを発見することもあるかと思います。

 

その際に、トップページへ301リダイレクトをしてしまうのはSEO上よくありません。

リダイレクトは基本的に同じ内容のページに転送することが望ましいので、不具合を解消してページとして残すか、ページを削除して404を返す対応を行って下さい。

https://www.seohacks.net/basic/terms/301_redirect/




6.XMLサイトマップを設定しているか

XMLサイトマップとは、下記のようなものです。

 

“意味:XMLサイトマップとは

XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは、ウェブサイト内のURLを記述するxml形式のファイルを指します。検索エンジンがサイト内のURLを集める手掛かりとなるため、XMLサイトマップの設置はクローラビリティの改善に繋がります”

 

リニューアルを行った後のサイトを、検索エンジンにクロールさせる必要があります。XMLサイトマップを作成しておくと、クローラビリティが高まるため、設定しておくことでページ内容の変更が検索エンジンに早く伝わりやすくなります。

 

特に大規模サイトのお客様の場合は、優先的に設定しておくことをおすすめいたします。

 

7.スマートフォン向けURLとPC向けURLを対応させているか

PCユーザー向けURLとスマートフォンユーザー向けURLを別々にしている場合は、検索エンジンに対して「このURLとあのURLは、PCとSPで対応しているページですよ」ということをcanonical/alternateを記述して、伝える必要があります。

※レスポンシブウェブデザインや同一URLでユーザーエージェントによってページ内容を出し分けているお客様は、気にしなくて大丈夫です。

 

詳細な対応方法は、下記URLに記載しておりますので、参考にして頂ければと思います。

※よく実装を間違えるポイントになりますので、要注意です

https://www.seohacks.net/basic/qa/sites_tuning_sp/

 

8.検索エンジンがページ内容を読み取りづらい仕様になっていないか

Webデザインやプログラミング言語は、日々進歩を続けております。

1年前には想像もしなかったような新たな技術が生まれたり、より動的でクリエイティブな挙動をするWebサイトを見る機会も増えてきています。

 

しかし、検索エンジンのロボットがそれらの技術に対応するのは、少し遅れております。

2018年3月現在、クローラーレンダリングはchrome41というバージョンを元に行われております。

 

上記のバージョンで表示できないような要素は、検索エンジンは読み取ることが出来ません。

 

新たな技術を利用する際は、下記のツールを利用して検索エンジンが正しく認識できているかレンダリングを確認することをおすすめいたします。

 

Fetch as Google

https://www.seohacks.net/basic/terms/fetch-as-google/

 

リッチリザルトテストツール

https://search.google.com/test/rich-results

 

モバイルフレンドリーテストツール

https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja

 

◆URLやドメインの変更があるリニューアルで特に気をつけるポイント

 

9.旧URLと新URLを対応させてリダイレクトしているか

URLやドメインを変更する場合は、古いURLから新しいURLに301リダイレクトを行う必要がございます。

※現在は検索エンジンは301も302も同じ扱いをしている説もありますが、リニューアルであれば301で問題ないかと思います

 

リニューアル後のサイトでも使う旧サイトのコンテンツは、対応する新しいURLに対して301リダイレクトを行います。

 

よくあるミスとして、全てトップページにリダイレクトを掛けてしまうことがあります。

その対応を行ってしまうと、SEO的に大きくマイナスになりますので、詳細は下記記事を参考に、正しい対応を行うようにして下さい。

https://www.seohacks.net/blog/tsumazuki-point/1843/

https://www.seohacks.net/blog/column/2566/



10.Google Search Consoleでドメイン変更を伝えているか

ドメインを変更する場合は、Google Search ConsoleやGoogle アナリティクスなどのツールをサイトに導入している場合は、ドメイン変更に伴い設定し直すことが必要になります。

 

特にGoogle Search Consoleでは、Google Search Console上からドメイン変更したことを通知すると、現在の掲載順位への影響を最小限に抑えて移行することが出来ます。

 

詳細の手順については、GoogleGoogle Search Consoleヘルプページに記載されていますので、そちらを参考に行なって下さい。

https://support.google.com/webmasters/answer/83106?hl=ja

 

11.サイト内にあるリンクのURLを、新URLに変更しているか

ドメイン変更や、サイト内のURLが変わった場合は、HTML上に記述されている内部リンクのURLも新しいURLに書き換える必要があります。

 

リダイレクト設定が完璧に行われていれば、大きな問題は無いですが、1度リダイレクトを挟むことでページの移動時間が少し長くなることが懸念されます。

 

ユーザー体験としてよろしくないので、サイト内のリンクで旧URLが記述されている内部リンクにつきましては、新URLに書き換えることをおすすめいたします。

 

MFIに関するSEOの対応についての記事はこちら
インハウスSEO担当者の方向け記事はこちら
リニューアルのSEOの気をつけるポイントはこちら
SEOのシミュレーションについての意見はこちら
SEOのコンテンツ制作についての記事はこちら
MERYのSEOについての妄想はこちら
SEOとデザインの関わり方についてはこちら
内部リンクのSEO効果についてはこちら
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違いについてはこちら

MFI(モバイルファーストインデックス)怖いけど、なにをすればよいの?

MFI開始のお知らせが、とうとう公式発表がありましたね。
webmaster-ja.googleblog.com


いつも思いますが、Googleの公式発表だと「そんなに変化ありませんよ」的なことを言いつつ、結構影響あるので対策は必要です。
今回のGoogleは、いつものように「ユーザーのためを思ってサイトを作ればよいのですよ」と言ったような概念的な回答ではなく、具体的な対応も紹介してくれていますので、そろそろ本格的に対策をしていく必要があると思います。

webmaster-ja.googleblog.com


実際にどういう思想でMFIに対応するべきか、どういうサイトが変動を受けそうかといったところを公式発表からの考察を踏まえて自分の見解を述べていきます。

MFI(モバイルファーストインデックス)とは?

※ご存じのかたは飛ばしてください

簡単に言えば、Googleのインデックスと評価の優先度を、PCページからモバイルページに変えるというものです。

今後はモバイル用のページの評価が基準になり、モバイル用のページをクロール、インデクシング、ランキング付けを行い、その評価を元にモバイルユーザーにはモバイルページの検索結果をだします。

そして、PCユーザーにはモバイルページの評価を元にPC検索結果の順位を決定し、PCページを検索結果に表示します。
(PCで検索しても、モバイルページの検索結果ばかりになるわけではないです)

どういうMFI対策をするのがよい?

基本思想として、PCとSPで表示しているコンテンツ(テキスト、画像、動画など)を統一しておけば現状維持にはなるかと思います。
※もちろん掲載している情報以外にもランキングを決定する要素は多く有るため一概には言えませんが

まずは表示している情報を統一することを最優先にして、MFIがある程度普及した後、モバイルページにおける細かい最適化を行なっていけばよいかと思います。

細かい技術的な内容については、Googleが公式発表しているので、下記の内容を社内のエンジニアの方や制作会社様に共有すれば対応してもらえるかと思います。

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MFIにより、どういうサイトが影響をうけるの?

ランク付けのアルゴリズムの変動ではないとGoogleは謳っていますが、世の中に有るすべてのサイトがモバイル対応が完璧とは言えないため、恐らく順位は多かれ少なかれ変動するかと思います。

マイナスな影響を受けることが想定されるサイトと、プラスの影響を受けそうなサイトの状態・傾向をまとめました。

マイナスな影響を受けそうなサイト

・モバイルページが、対応するPCページと比較してコンテンツ(テキスト、画像、動画など)や内部リンクなどが削除されている

下記、Googleの公式発表にもある通り、PCとモバイルページでコンテンツの差がありすぎる場合は、要注意です。

評価の基準がPCページ→モバイルページに移行するため、例えばPCページのコンテンツを100としてモバイルページのコンテンツが50になっていた場合は、基本的に評価として下がることが想定されます。(もちろん下がらないケースもあるとは思いますが)

・モバイルページの表示速度が遅すぎる

正確にはMFIにより、評価がモバイル優先になり、スピードアップデートに引っかかるということですが、表示速度の影響を受ける場合は要注意です。

PCユーザーがメインのBtoBビジネスのサイトで、一応モバイルページを用意しているようなサイトでは、あまりモバイルページに力を入れていない場合があります。
今回のMFIを機に、モバイルページのコンテンツや表示速度など含め見直してみることを強く推奨いたします。

・レスポンシブウェブデザインだが、PCユーザーには表示している要素で、モバイルユーザーには非表示にしている要素が多くあるサイト(基本は同じだと思いますが)

レスポンシブウェブデザインはMFIにおいてGoogleも推奨している仕様になります。
しかし、レスポンシブウェブデザインだからといって全てのサイトが問題がないというわけではありません。

デザインの都合などで、レスポンシブウェブデザインだが、display:noneを使ってPC/モバイルで要素の出し分けを行なっている場合は多少影響を受けることも懸念されます。

恐らくメインコンテンツを非表示にすることはないと思うのですが、メインコンテンツが長すぎるためモバイルユーザーには後半部分は非表示にしているなどの仕様にしている場合は影響を受ける可能性がありますので、確認を推奨いたします。

・ダイナミックサービングにより、PCとモバイルユーザー向けに出しているコンテンツが大きくことなる

ユーザーのデバイスによって、表示する要素に大きな差がある場合は注意です。

例えば、PCであればテキストでの説明をメインにしたページを、モバイルであれば動画や画像での説明をメインにしたページといった形で、メインコンテンツの表示形式などが異なる場合は、大きく評価が変わることが懸念されます。

PCとモバイルで出し分けを行なっているが、ページに表示している情報量と表示している形式が大きく変わらないのであれば影響は少ないと
想定されます。

逆に評価が上がりそうなサイト

・モバイル向けページの方が、PCページよりコンテンツや表示速度などに気を遣っているサイト(元よりモバイルユーザーの比率が高いサイトなど)

最近サイトを新たに立ち上げる場合や、toC向けのサイトであればモバイルページの方を作り込んでいる場合も多いかと思います。

「モバイルがメインだけれど、一応PCページも作っておくか」といった形で、サイトを構築していた場合は、意外と評価が上がるのではないかと思っています。

特にSEOを知らずに、「モバイルユーザーがほとんどだから、モバイルページを頑張ろう」と考えてサイトを作っていた人からすれば、朗報かと思います。

・競合がモバイルページに力をいれていない業界のサイト

こちらは周りのサイトが弱すぎるために、相対的に自分のサイトが上がるようなイメージです。

PCユーザーがメインで、一応モバイル向けページも作っているけど全然力を入れていないような業界では、いち早くモバイル向けページをしっかり作ることで出し抜けるチャンスになります。

BtoBの業界や、デジタルシフトが遅れている業界ではこういった潮流に最速で対応したところがそのまま先行者優位で勝ち続けることも出来ると思いますので、社内理解を得たり推進することは相当難しいと思いますがやるだけのメリットは有るかと思います。

想定される今後の動き

モバイルでの検索が過半数を占める時代に追いて、MFIは当たり前の対応かと思います。

今後はPCを軸にサイト構成を考えるのではなく、モバイルを軸にページの構成やコンテンツの出し方などを検討していく必要がより求められるかと思います。

GoogleはSPとPCで評価する項目自体は変わらないと思いますが、デバイスが変われば同じページでもユーザーの行動は大きく変わります。

例えばPCではある程度読みやすいレイアウトで、直帰率が低く、滞在時間が長くても、モバイルでは文字が多すぎて見づらく直帰が増えたり滞在時間が短くなってしまうといった行動指標の変化は起きてしまうことも容易に想定されます。

Googleはあくまでユーザーの行動データはランキングに利用していないと公表していますが、上記の様にPCとモバイルで大きくユーザー体験が変わるサイトを同じ順位に置いておくというのは、検索エンジンとして微妙なはずです。

なので、恐らく間接的にユーザー行動はランキングに影響してくるため、テキストを増やすとかの従来のSEOのオーソドックススタイルでは
なかなか難しいことも増えていく気がします。

Googleと同じ様なことを言ってしまいますが、それぞれのデバイスごとにどういう体験を提供できたら良いか、というところを突き詰めて細部に気を遣って行くことがSEOでも重要になっていくのだろうと思います。

Google Search Consoleで通知が来たらまた何かしら変化とかの報告ができればと思います。
MFIに関するSEOの対応についての記事はこちら
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コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違いについてはこちら

SEOで流入シミュレーション求めるの法律で禁じてください…

業務に忙殺されて更新止まっておりました。

今日はSEOコンサルしていて一番面倒かつ一番無駄かつ無駄なことでお金もらうことが申し訳ない仕事、SEO(自然検索流入)のシミュレーションについて思ってることを書きます。

同じ様な思いをしているSEO,SEM,広告周りの業務を行なっている方も多いかと思います。

なぜシミュレーションの無駄さについて書こうと思ったか

Twitterを眺めていたときに、SEM業界の著名な方々がお話しされていたのを横目で見ていて、心の底から同意しました。

自分が面倒くさがりだから文句いってる訳じゃないことの証明として、虎の威を借ります。(引用させていただきますが、問題ありましたら連絡頂ければと思います)

恐らく発端となったツイート

SEO界隈に広まったきっかけの小西様のツイート

我らが辻様のツイート

我らが木村様のツイート

上記を見る限り、ぺーぺーの自分も、SEM,SEOの著名な方でも同じものを求められ、めんどくさい(無駄)と思っているようです。

どんなお客様にどんな理由でシミュレーションを求められるのか


特に大きな会社様や、人海戦術や多売で売上上げていく必要がある業種の会社様、虎の子の予算を捻出しているお客様によく求められる印象です。

シミュレーションを求められる理由は色々あると思いますが、自分が求められるときによく使われる口上は以下です。

・投資対効果を、判断するため
(言い換え表現として、予算をどれくらいとるか判断するため、数字での説得がないと、上長決済がとれず…、があります)

・今後の運用の際にKPIにしたいため

・コンペで他社様がシミュレーションを出してきたとき(競合のかた、紳士協定結びましょう…)


どれもシミュレーション無いと契約とれない場合が多いので、泣く泣くシミュレーションを検索回数やらGoogleトレンドを参考にしつつ、Excelやらタブローやらで作っています。
(シミュレーションなくとも、自分のことを信じてもらえるレベルになりたいものですが…)

この辺りはSEO、リスティング含む広告、何かしらのツール提供だろうが求められることは同じかもしれません。

SEOでシミュレーションが無意味な理由

SEOにおいてシミュレーションが無駄な理由は思い付く限り以下です。

多ければ多いに越したことはないので、コメントとかで追加の理由があればドシドシください。

1.キーワードごとに何位になるかはやってみないとわからない
2.キーワードごとのCTRが、検索結果によって変わる
3.検索エンジンアルゴリズムの変更によって左右される
4.検索結果が検索場所によって変わる
5.Googleは、検索結果が個人の検索傾向によって変化する
6.季節性や成長率がサイトの過去と、業界の知識が深く無いと判断できない
7.過去と未来の自社、競合の広報活動やメディアでの取り扱われ方によって左右される
8.企業としてサイト改修とコンテンツの作成をどのくらいのスピード感で進められるかが保証できない

上の理由をご覧頂くと、検索エンジン・サイト内外・企業内外の要因によって左右されるのがわかりますでしょうか。

上の項目を洗い出しただけで、胃が痛いですが、個別にどういうことか説明します。

1.キーワードごとに何位になるかはやってみないとわからない

これがもっとも大きい理由ですが、SEOコンサルでも何位になるかはやってみないとわかりません。(それがわかるなら、自分でサイト立ち上げて荒稼ぎします)

プロ野球選手が毎打席ホームランを打てる訳じゃないように、良いバットを使っているか、相手投手の強さや調子、練習を頑張れるか次第によって結果は変わります。

野球のコーチや監督は、効率の良い練習方法や調子の上げ方、相手の弱点とかを教えることはできても、代わりにホームランを打ってくれるわけではありません。

SEOコンサルもそんな感じです。

ただ確実に言えることは、可能な限り早めに取り組んで順位が改善されれば、早めに改善した分の流入やCVが増える可能性があります。

今すぐやれば順位が上がることを、1年後にやれば、1年分の流入を損します。

なので、シミュレーションを考えるよりも先に、やるべきことをやる方が長期的に見ても得です。

2.キーワードごとのCTRが、検索結果によって変わる

シミュレーションの出し方は会社や人によってことなりますが、オーソドックスなものは下記の式をそれぞれのキーワードごとに出したものになるかと思います。

検索回数×上がった場合の順位のCTR=キーワードから獲得できる流入

CTRは下記URLに記載されているような、検索順位ごとのCTRを参考に出していることかと思います。
Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study


しかし、各順位のCTRは検索結果の状態によって大きく左右されます。

昨今、GoogleもYahooも検索結果上に自社の情報や特に良い情報を検索1位よりも上に持ってくることがあります。
(検索0位とか強調スニペットとか呼ばれるものです)

有名どころだと、Yahooと国立がん研究センターが提携し「がん」に関する検索結果で、広告枠よりも上部に国立がん研究センターのページを表示するように、検索結果を変更しました。
Googleアップデート後に流入2倍の国がん Yahoo!検索とも連携

実際に医療アップデートの流れも伴い、流入数は大きく増えているようですし、逆に今まで「がん」系のキーワードで上位にいたサイトの流入数は大きく減っていることが予測されます。

上記のような検索結果の変更や表示方法が特殊な場合は、1位を取れたとしても想定していたCTRの数値から大きく低くなります。

そのため、上記のような検索結果が存在していることを無視した場合のCTRで流入数を予測するため、正確な数字ではありません。

他にも、競合が魅力的なtitleをつけていたり、自社が1位でも、より有名なサイトが2位の場合は2位のCTRの方が高くなるかもしれません。

上記のような背景を知らないと、パッと見正しいような数値が出ていますが、全く参考になる数値ではありません。

※検索結果を1キーワードずつ見ていくのは、なかなか根気がいる作業で、とてもじゃないですが契約をもらう前にやれることではないです。

3.検索エンジンアルゴリズムの変更によって左右される

1と2に近い話ですが、そもそもページの評価項目はアルゴリズムによって決定されていて、こちら側ではわかりません。(titleや外部リンクなどが評価項目というのはわかっているものの、それ以外の要素も大きく影響します)

そのため、他のサイトで上がった施策が自社サイトで効果があるかの保証もないですし、やってみないとわかりません。

その上、直近ではMFIなど大きなアルゴリズムの変更があった場合は、それによってポジティブにもネガティブにも影響を受けます。

Welq事件があったことで、医療アップデートが起こったように、検索結果によって起こった社会的な影響を受けることも多いに考えられます。(恐らくWelq事件がなかったら、医療アップデートは行われなかったり、もう少し後に行われていたのではないかと考えられます)

検索アルゴリズムの変更は、毎日行われておりますし、大きな変更も1年間に数回ペースで起こります。
それらを予知することや変更内容を詳細に把握することが不可能なため、シミュレーションに組み込むことは出来ません。

そのため、3ヶ月後に1位になったシミュレーションを立てても、その後半年ずっと1位である保証はないですし、数時間単位で順位の変動もあるため、1ヶ月単位でしか見れない検索回数での流入予測は大きくブレが出ます。

4.検索結果が検索場所によって変わる

ヴェニスアップデート、という言葉をご存じでしょうか?

ヴェニスアップデートとは、検索した場所に適した検索結果を返すGoogleアルゴリズムアップデートです。

例えば渋谷で「レストラン」と検索した際に、渋谷周辺のレストランのサイトや渋谷周辺のレストラン一覧が表示されるといった形です。

レストランのように、検索した位置によって検索結果が変わることがユーザーにとって良いキーワードが、自社で取りたいキーワードであった場合は、順位取得ツールで1位でも、検索回数より流入数が大きく下がる可能性があります。

狙うキーワードが、ヴェニスアップデートの影響を受けるかどうかを確認するのは非常に手間です。(1キーワードとかなら良いですが…)

もしヴェニスの影響を受ける場合は、あるキーワードを順位取得した特定のエリアでは1位でも、他のエリアではわかりません。

そのような場合は、検索回数と順位ごとのCTRを元にしたシミュレーションは全く意味がなくなります。

5.Googleは、検索結果が個人の検索傾向によって変化する

パーソナライズド検索という言葉をご存じでしょうか?

Googleは検索する人が過去に訪問したサイトなどを参考に、検索結果を個人個人に最適化しています。

例えば、この記事が「SEO シミュレーション」で10位だったとします。
しかし、このblogをよく見る人の検索結果では、「SEO シミュレーション」で検索したときに、その人の検索結果では1位になっている、といった形です。

「この人はこのサイトをよく見てるから、上の方に出してあげよう」とGoogleが判断して調整してくれるのです。

そのため、すべてのユーザーに対して順位取得ツールの順位で表示されているとは限りません。

6.季節性や成長率がサイトの過去と、業界の知識が深く無いと判断できない

一つ前の見出しで説明した流入数の予測は、キーワードベースでの予測になります。

他のシミュレーションとして、「過去の流入数から、どのくらい成長するかを予測する」出し方があります。

今までSEOをやっていなかった場合に限り、昨年1年間とと一昨年1年間の流入数の伸びを確認し、そこの伸びしろにSEOでどのくらい伸びるかを「アテ」でプラスして、昨年の実際のセッション数にかけ合わせます。

もしくは、直近の1ヶ月のセッション数に対して、このくらい伸びるかな?という%を掛けて行きます。

自分で説明していて思いますが、1~3で説明したように「このくらい伸びる」というのが検索エンジンアルゴリズムによるところなので、全く根拠がありません。

あくまで経験則やカンでしか出せないため、数値の信憑性は全くありません。

また、昨年と一昨年の数値や直近1ヶ月の数値を基準として出しているため、「昨年はサイト立ち上げたばっかりだった」とか「先月は業界的に繁忙期」とか「外部施策をやっていてペナルティを受けていた」などの季節性やサイト内外の要因に大きく影響を受けます。

この辺りの背景を全て知ることは恐らく不可能なので、「シミュレーションしたより伸びない」「シミュレーションしたより伸びすぎてシミュレーションが正しいのか疑問」といった状況になります。

7.過去と未来の自社、競合の広報活動やメディアでの取り扱われ方によって左右される

これも3番と被るのですが、サイトの流入数はWeb上以外の取り組みに大きく左右されます。

テレビCMや街頭モニターなどで、大々的に宣伝を打ったり、業界の中で不祥事が起きたり、逆に取り組みが評価されネットニュースなどで取り上げられたり...

ポジティブ/ネガティブ、自社/競合他社問わずのオフラインでの活動や、普通の営業活動以外での名前の売れ方によって大きく左右されます。

そのため、オフラインでの今後の取り組みや過去の取り組みについて把握する必要があるのですが、そうなると全社的な取り組みの話になってしまい、Webマーケ施策以外の理解がとても重要になります。

しかし、縦割りの部署であった場合は他部署の施策を把握すること自体難しかったりもするので、全体の取り組みを把握することは不可能なことがほとんどですので、実際に爆発的に流入が伸びた原因を調べたり、どこまでをSEO施策以外の効果とするかの線引きも曖昧になってしまいます。

そうなると、シミュレーションも施策の効果検証も全く意味をなさないものになります。

8.企業としてサイト改修とコンテンツの作成をどのくらいのスピード感で進められるかが保証できない

簡単にいってしまえば、どれだけSEOに本腰を入れられるか、です。

例えば、SLAM DUNKの三井が「バスケがしたいです…ただ、練習はしたくないですし、髪も切りたくないです…」と言っていたら、安西先生は許していなかったでしょう。

SEOで強いと言われるサイトは、強いと言われるだけの金と人のリソースをかけています。

SEOコンサルは魔法使いではないので、金も人も割けないけど流入を増やしてくれ、という望みに応えることはできません。

そのため、理想的なシミュレーションを建てたところで、予算上の都合やジョブローテーションなどの社内体制の変更に伴い、当初の計画通りのリソースで進むことは稀です。

その辺りの社内背景を考慮して長期的なシミュレーションを組むことは不可能に近いため、長期的なシミュレーションは意味をなしません。

                      • -

長々と思いつく限りのシミュレーションの無駄さについて書かせていただきましたが、まだまだ思いついたら都度加筆していこうかなと思います。

是非、SEOからシミュレーションをなくすための活動だと思って、ご協力ください。

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SEO目的のコンテンツ制作をケチると痛い目みますよ

こんちには、sndyllです。

 

SEOに取り組まれているメディアさんや、EC、サービスサイト...などなど、色々な方がいるかと思います。

 

共通して出てくる悩みとしては恐らく「外部リンクの獲得」と「コンテンツどうやって作ろうか」問題だと思います。

 

正直なところ、「外部リンクの獲得」については1個人がリンクを張ってくれる行為に期待していては、一生外部リンクは増えません。

とはいえ、外部企業とのアライアンスなど規模のでかい話になると、SEOだけの話じゃなくなってくるため、一筋縄では行きません。

 

そうなると、こちら側でコントロールで、インパクトの大きい施策はコンテンツ制作になります。

コンテンツ制作においてよくある悩み

Google様に聞いても、「ユーザーのためになるコンテンツを作って下さい」botなので、それだけでは実際に何を作ればよいのかはわかりません。

 

そんな中で担当者様がよく抱えるコンテンツ制作における悩みについてコメントしていきます。

 

1.コンテンツを作る予算がありません...

ひねり出して下さい。SEOが重要なビジネスなら。

 

そもそもサイトにコンテンツが少ない場合は、SEOコンサルやツール、広告に費用を出しまくる前にコンテンツを作るための予算を最重要として回すよう社内調整して下さい。

 

お金が出ない...と言っている間に、資本力がありWebマーケに気合を入れている大手企業がどんどんコンテンツを作るので、後追いでは確実に勝てないです。

 

コンテンツは広告と違い残るものなので、費用を惜しんで作らないのは確実に長期的に見るとマイナスです。

 

2.クラウドワークスで記事制作をしているが、質がいまいち...

単価と質は基本的に比例します。

クラウドワークスでも報酬をある程度出せば知見のあるライターさんを捕まえることが出来るかもしれませんが、確率は低いと思います。

 

コンテンツの世界は基本的に安かろう悪かろうです。

お金をかけた分だけ、専門家の話を聞けたり、腕のいい知見のあるライターへ依頼ができたり、情報量を増やすことが出来ます。

また、クラウドワークスでは、書きたい記事の専門的な知識を持っていてライティングが出来る人はごく僅かです。

 

ライティングって、思っている以上に難しいスキルですし、ユーザーにとって読みやすい文章にするための校閲・編集は相当な労力と訓練が必要になります。

 

「文章を書く」という仕事に対しての認識を改めない限り、クラウドから上がってくる文章を手直しする二度手間が発生します。

 

専門家や腕のいいライターに頼むお金がないのであれば、業界に知見の有る人は同じ会社の中にいるはずなので、営業やカスタマーサポートなど、お客様に触れている人の話を聞いてライティングをする工夫をして費用を抑えて下さい。

 

 3.どういうキーワード狙えばいいかわからない...

キーワードがわからないなら、まだコンテンツ制作をしないで下さい。

 

そもそものマーケ戦略やターゲットユーザー理解が進んでいないのであれば、予算が無駄になってしまう可能性があります。

 

「うちのサイトに来てほしいお客様ってこういう人だよね」

「現状のサイトにはこういうコンテンツはあるが、こういうコンテンツはない」 

といった、自社のターゲットユーザーの認識すり合わせと、そのユーザーに対して今どういうコンテンツが不足しているかをまず確認します。

 

その後、優先度を付けて制作を進めていくので、まずユーザーの整理とか出来ていないのであればまずはマーケ戦略の基本的なとこから考えましょう。

 

 4.コンテンツの費用対効果がわからない...

費用対効果出す手間をかけていると、費用対効果の割に合わなくなります。

 

また、順位がどのくらい上がるかが不確定な要素なので、シミュレーションをしても全く無意味ですし、ランディングページ以外でCVを出すための労力もエグいので、「費用対効果がー」というのであれば、やらないほうがいいです。

 

SEO界の最前線にいる辻さんや木村さんですらシミュレーションは無駄と言っているので、基本的にSEOにシミュレーション求めるのはやめましょう。

シミュレーション的に費用対効果合わないからコンテンツを作らないという選択肢は、サイトを運営している上でありえないので。

 

 

 

5.営業や専門家に話を聞かずにコンテンツを作りたいのですが...

なかなかネットの情報だけでコンテンツを作るのは、おすすめしないです。

予算の問題からどうしても安い方にコンテンツを作ろうとなってしまうのですが、大手がちゃんとコンテンツを作り始めたら全く勝てなくなりますので、長期的に見ると損します。

 

特にYMYL(お金や生活・命に関わる領域)や医療・美容系のキーワードでは専門性や権威性といったところの調整が細かく行われています。

実際に「インフルエンザ」などの検索結果は以前とは大きく様変わりしています

インフルエンザ - Google 検索

 

以前は某メディアや某まとめサイトアフィリエイトが覇権を握っていたようなキーワードでも、かなり変わってきております。

 

専門家と言っても大層なものではなく、その分野に知見がある人に依頼する形で良いかと思います。

そういう知見がある人が書きたくなるようなメディアであったりサイトを目指して作っていくことが重要になるかと思います。

 

個人的に、力を入れてコンテンツを作っているなーと思うサイトをいくつか紹介しておきます。クラウドやネットだけの情報では出せない熱量的なものを感じられるかと思います。

 

conobie.jp

lidea.today

www.astellas.com

cybozushiki.cybozu.co.jp

news.cardmics.com

 

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上記、よくあるコンテンツ制作における悩みや課題について触れてきましたが、サイトに掲載するコンテンツは単純な流入だけでなく、ブランディングやユーザーをファンにするなど、SEO以外の効果も大きいはずです。

 

Googleの推奨する「ユーザーのためになるコンテンツ」というのは、かなり本質的な話で、「ユーザーのために良い情報を届けたい」と考えてコンテンツを作ることで、SEOはあとから付いてくるものかなーと思います。

 

なので、コンテンツ制作をケチると、おもったより流入が得られなかったり、炎上したりと痛い目みるかもしれません。

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コンテンツマーケティングとコンテンツSEOを混同している人多すぎ問題

巷ではオウンドメディアが流行っていて、それに伴いコンテンツマーケティングという概念が跋扈しております。
(順序は逆かもですが)

自分でもコンテンツマーケティングに対して理解が深いわけではないですが、自分なりの理解をかいていこうと思います。

コンテンツマーケティングとは

早速の引用ですが、
“Content marketing is a strategic marketing approach focused on creating and distributing valuable, relevant, and consistent content to attract and retain a clearly-defined audience — and, ultimately, to drive profitable customer action.”

コンテンツマーケティングとは、適切で価値ある一貫したコンテンツを作り、それを伝達することにフォーカスした、戦略的なマーケティングの考え方である。見込客として明確に定義された読者を引き寄せ、関係性を維持し、最終的には利益に結びつく行動を促すことを目的とする。
引用元:

コンテンツマーケティングとは何か? | CONTENT MARKETING LAB(コンテンツマーケティングラボ)


とあります。

なかなか難しいですが、基本的にマーケティングというかなり上流の思想になります。

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違い

上記の解釈ですと、まずそもそもコンテンツマーケティングとコンテンツSEOは並列関係ではないはずです。

イメージとしては、コンテンツマーケティングが親でコンテンツSEOが子の関係かなと理解しています。
マーケティングをモノが売れる仕組みとするのであれば、SEOはモノを売るための入り口でしかありません。

上記の理解の元、SEO目線で語る場合

コンテンツマーケティング=検索流入が見込めないコンテンツも含む
コンテンツSEO=検索流入が見込めるコンテンツのみを含む

となるかと思います。

では、検索流入が見込めるコンテンツ、見込めないコンテンツとはなにか。

検索流入が見込めるコンテンツ=検索ボリュームがたるキーワードに向けたページ(テキスト)
検索流入が見込めないコンテンツ=画像やイラストなど、検索エンジンが認識できないがユーザーの理解や購買意欲を高めるコンテンツ


だと認識しています。

中には両者を兼ね備えたコンテンツもあるとは思いますが、その場合はコンテンツマーケティングのためのコンテンツになるかと思います。
MERYのSEOはコンテンツ目線でもユーザー目線でもとてもうま、すごいなーと感じていました。

sndyll.hatenablog.com


個人的にはサイトに流入や認知をして貰わないとマーケティングも何もないと思っているので、コンテンツSEOを行いつつ、流入が増えたらコンテンツマーケティングに取り組むのが王道かと思います。
(業界にも寄りますがオーガニックSSが月間5万超えるまでは)

なのであまりコンテンツマーケティングだーとか考えていると、そもそも人集まってないじゃん、的なオチが見えるので、
流入経路の拡大は土台として重要かなと思います。

 

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